最近耳にするようになった「ヤングケアラー」という言葉ー病気の家族の介護や幼い兄弟の世話を担う、18歳未満の子供たちの事だ。
その支援を検討する厚生労働・文部科学両省のプロジェクトチームが、17日具体策を盛り込んだ報告書を公表した。国が「ヤングケアラー」に特化した支援策をまとめるのは初めてで、今後2022年度予算概算要求への関連事業費計上を目指すそうだ。
プロジェクトチームが4月に発表した調査によれば、中学2年生で約17人に1人、全日制高校2年生で約24人に1人が、世話をする家族が「いる」と回答とのこと。この現代においてこの割合には、正直驚いた。
今後、ケアをする子供が気軽に話せるインターネット交流サイト(SNS)での相談体制の整備、相談を行う自治体への補助も検討するとの事で、一日も早い手立てを期待したい。