お肌に対して乾燥は天敵です。「スキンケアの基本は保湿から」ともいわれているほど、うるおいのある肌であることは重要です。しかし実際のところ、保湿によってお肌にどのような効果があるのかご存じない方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、お肌の乾燥をケアする保湿の効果についてご紹介します。
保湿の必要性
お肌はいくつもの層が、積み重なってできています。その表面にある「角質層」という0.02ミリメートルの薄い層がうるおいを蓄えることによって、バリアのような役割をはたしているのです。角質層がうるおっているからこそ、私たちの肌は荒れることもないのです。
しかし乾燥などによってこの角質層のうるおいが失われてしまった場合、ハリや効果が低下してしまいます。そして外的な刺激を受けやすくなってしまい、肌トラブルが起きはじめてしまうのです。
肌トラブルの代表的なものとしては、ニキビなどの湿疹や肌荒れが挙げられます。肌トラブルが起きてしまうと、見た目もよくありません。そしてなによりお肌の状態がよくないので、お化粧などによって悪化させてしまうことにもなりかねないのです。
角質層にはもともと皮脂・天然保湿因子・角質細胞間脂質という、3つの保湿に大切な要素が備わっています。これらは「天然の保湿クリーム」呼ばれており、お肌は本来この3つの要素によってみずから角質層にうるおいを蓄積できるのです。
しかし年齢を重ねていくことによって、徐々に失われていってしまいます。そのままでいるとお肌がうるおいのないカサカサとした状態になってしまうため、なにかしらの方法によって保湿をしなければなりません。
保湿の効果
保湿をすることによってどのような効果があるのかを知ることは、非常に重要なことです。あらかじめ効果を理解していなければ、実際に効果があらわれているのかがわからないでしょう。これから保湿に本格的に取り組むためにも、まずはその効果を把握することからはじめましょう。
バリア機能の向上
乾燥してうるおいのないお肌になってしまうと、外部からの刺激に弱くなってしまいます。お肌にピリピリとした痛みを感じる場合、それはお肌の乾燥が原因です。しかし保湿によって十分なうるおった状態になることで、刺激に強いお肌になるのです。
ハリが出る
乾燥して水分が失われてしまうと、お肌はしわしわになってしまいます。干物を思い浮かべていただくとわかりやすいかもしれませんが、水分を含むことによってうるおいのあるハリの出たお肌になるのです。お肌にハリがないことにお悩みの場合、保湿によって回復するかもしれません。
シワが少なくなる
お肌のハリと連動している部分となりますが、ハリがない状態ではシワが増えてしまいます。お肌に十分な水分が蓄えられることで、ハリが出ると同時に乾燥によってできてしまったシワが消えることになるのです。加齢や表情の癖によるシワについては残ってしまいますが、それでも大きな変化であるといえるでしょう。
トーンが明るくなる
お肌にはターンオーバーと呼ばれる、新陳代謝機能が備わっています。しかし乾燥肌になるとそのターンオーバーが正常ではなくなってしまい、シミの原因などになってしまうのです。
保湿がしっかりできていれば崩れてしまったターンオーバーも正常になりますので、老廃物が排出できるようになり、お肌のトーンが明るくなるのです。
保湿の方法
保湿の具体的な方法は、5つのステップで行うとよいでしょう。
クレンジング・洗顔
メイクなどをしっかりと落とし、同時に皮脂や汚れを落とす工程です。クレンジングにはいくつかの方法がありますが、おすすめは洗い流すタイプです。
コットンやシートなどで拭き取る方法もあるものの、角質に傷をつけてしまう可能性があるため、やさしく洗い流すようにしましょう。洗顔に関しても、ゴシゴシ洗ってはいけません。こする強さは洗浄力に影響しませんので、やさしく洗い流します。
化粧水
化粧水には肌をみずみずしく整える効果があるため、お肌の水分補給のために行いましょう。使用感があっているものでかまいませんが、アンチエイジングも同時に行う場合には成分にこだわるとよいでしょう。ビタミンC誘導体という成分は、お肌に対してオールマイティに効くためおすすめです。
美容液
お肌に対してさまざまな成分を補給するためのものが、美容液です。セラミドやヒアルロン酸といった成分が含まれているものを使うことで、保湿効果を期待できるでしょう。お肌にあう・あわないがあるため、ご自身にとってピッタリなものを探しましょう。
乳液
乳液には化粧水や美容液の水分を、逃さないように維持をする役割があります。選ぶポイントとしては、油分の量です。30代までの方でしたら自然に分泌される油分で十分なので、油分の少ないタイプのものを選びましょう。
クリーム
最後にクリームを塗布することによって、お肌の水分が蒸発してしまわないように蓋をします。シワなどに効果的な成分を含むものも多くありますので、ご自身の肌の状態にあわせた成分にこだわると、より効果的です。
保湿剤の種類
保湿剤には先述の保湿方法でもご紹介した、化粧水・美容液・乳液・クリームの、4つの種類があります。どれかひとつだけでも使用することで効果に期待はできますが、できる限りすべてを併用することによって最大限に効果を発揮できるでしょう。
単に種類がわかれているわけではなくそれぞれに役割が異なるため、すべてを使用することで完璧な保湿効果を実感できるのです。いきなりすべて取り入れることに躊躇される場合には、まずはひとつずつでも取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
お肌のコンディションを整えてうるおいとハリのある状態にすることで、強い美しいお肌になります。そのために保湿は、欠かせないものといえるでしょう。乾燥などにお悩みの方は、ぜひ保湿を重点的に行ってみてください。
「ソセイバイオ株式会社」では、保湿に効果的な化粧品をいくつも取り扱っております。まずは化粧水などから、普段のスキンケアに取り入れてみてください。