あなたのスキンケア方法、あってる?肌悩みの原因と基本のスキンケア手順
美肌には保湿が重要であり、乾燥を防ぐ必要があることは皆さんよくご存知ですよね。
お肌が水分たっぷりでうるおいのある状態だと、その時の見た目が美しいだけでなく、未来のさまざまな肌トラブルを防ぐことにもつながるのです。
美肌のカギとなるバリア機能
私達のお肌の一番表面にある「角層」は、外からの刺激から皮膚を守り、内側の水分の蒸発を防ぐという大切な役割があります。
これが「バリア機能」です。
バリア機能が正常でないと、紫外線や花粉、摩擦などの外部刺激を防ぐことができずに侵入しやすくなり、肌荒れやシワやシミ、ニキビなどの肌トラブルを加速させる恐れがあります。
角層はわずか0.02mmという薄さですが、そのなかに天然保湿因子(NMF)という水性のうるおい成分を含んだ角質細胞が並び、そのすき間を脂性の潤い成分である細胞間脂質が埋めています。間違ったスキンケア方法や、睡眠不足などの生活の乱れは角層のターンオーバーの乱れをまねき、健康な角質細胞や細胞間脂質が育たなくなったり、流出などで量が減り、スカスカの状態になってしまうこともあります。少し専門的になってしまいましたが、お肌のバリア機能を正常に保つためには、正しいスキンケア方法で角層の保水力を高めることがとても重要なのです。
基本のスキンケア手順
スキンケアの基本は
- 肌の汚れを落として清潔な状態にする
- 水分をたっぷり与える
- 油分でフタをする
この3ステップ。
簡単に思えるかもしれないですが、この3ステップを毎日丁寧におこなうことが、いちばんの美肌への近道なのです。
最低限のスキンケア方法は、汚れを落とした清潔なお肌に化粧水で水分を補い、乳液・クリーム等でしっかりうるおいを閉じ込めること。さらに肌悩みや季節に応じて、美容液などのスペシャルケアを追加すると良いでしょう。
朝のお手入れ
朝のスキンケアは、睡眠中の汚れを落とし、肌を外的刺激から守るために保湿をし、紫外線を通しにくくすることがゴールです
<ステップ>
洗顔→導入美容液→化粧水→乳液・クリーム
- 洗顔
洗顔の役割は、古くなった角質やほこりを落とすこと。朝の洗顔は水またはぬるま湯だけという方も多いですが、睡眠時も汗をかいて皮脂を分泌しているので、洗顔料でしっかり落とすことが大切です。乾燥が気になる方は、肌の潤いまで奪うことのない洗顔料を選びましょう。
洗顔料はしっかりと泡立てて、泡を押すようにして汚れを落としましょう。摩擦は角層に刺激を与えバリア機能低下の原因になってしまうので、指が肌に触れないようにして、泡で毛穴の汚れを押し出すイメージで。
水分を拭きとるときも、タオルでやさしく抑えるようにして、肌に刺激を与えないようにしましょう。
- 化粧水
化粧水の役割は、肌に水分を与えること。たっぷり保湿したうるおいのあるお肌は、メイクのノリもよくなります。手のひらにこぼれない程度の化粧水を両手でなじませたら、お肌におさえるようにつけましょう。コットンなら両面がたっぷり濡れる量をとって、やさしくパッティングを。ここでも、お肌をこすらず余分な刺激を与えないことがポイントです。
<スペシャル>
化粧水や、乳液やクリームなどの成分を角質に浸透しやすくするために、たとえば導入美容液が効果的です。乾燥が気になる方や化粧水のなじみが良くないと感じる時は、洗顔後化粧水の前に、いつものお手入れにプラスしてみましょう。
- 美容液
さまざまな肌悩みを集中的にケアし、美容効果を加速させてくれるのが美容液です。
美白や保湿、シワ対策など、目的にあった美容液を選ぶことで、基礎化粧品では補いきれない肌悩みの改善が期待できます。
美白ならビタミンC、保湿ならコラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸、エイジングケアならレチノールなど、目的にあった栄養をお肌に与えてあげましょう。
- 乳液・クリーム
< 幸 >