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乾燥肌とは?

乾燥肌とは

 

湿度が低くなる秋冬シーズンは、お肌の乾燥にお悩みの方も多いのではないでしょうか?

カサカサして荒れやすい、テカリが気になる、メイクののりが悪い…など、乾燥が原因の肌トラブルも多いですよね。

今回はお肌を内と外から潤し、肌を健康的に整える方法について考えてみましょう。

 

乾燥肌とは?

肌につっぱり感があったり、かさつきが気になる乾燥肌とは、皮膚の水分と皮脂がともに不足している状態のことを指します。

一般的に肌質は、水分と皮脂のバランス状態によって「普通肌」「脂性肌」「混合肌」「乾燥肌」の4つに分けられます。

普通肌は、皮脂の分泌が適量で角層にうるおいがあり、それをキープする力もある理想的な状態ですが、季節や体調によっては乾燥肌に傾くこともあります。また、自分の肌は脂っぽいからオイリー肌、と思っている方の中にも、乾燥によって皮脂が過剰に分泌されている場合もあります。

それでは、乾燥肌を改善し、お肌を健康的な状態にするためにはどうしたらよいでしょう?

 

肌が乾燥する理由

水分と皮脂がともに不足して乾燥肌になってしまう原因はバリア機能の低下にあります。

わたしたちの皮膚は、一番外側にラップ1枚ほどの薄さの角層があります。この角層を満たしている角質細胞と細胞間脂質が肌のバリア機能としての役割を果たしていて、内側の水分の蒸発を防ぎ、ほこりやアレルゲンなどの外部刺激が体内に侵入しないよう守ってくれます。

 

バリア機能は紫外線や花粉などの外部刺激をブロックしてくれますが、刺激が多すぎたり、生活習慣の乱れなどのさまざまな原因により、角層内の天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質が減少し、スカスカな状態になってしまいます。そうしてバリア機能が弱まると、内側の水分が逃げやすくなり乾燥肌になってしまうのです。

 

それでは、バリア機能が弱まってしまう要因を見てみましょう。

・エアコンの長時間利用

 冷房・暖房に関わらず、エアコンは空気中の水分を吸収するため、湿度の高い夏でもエア長時間使用すると空気が乾燥します。空気の乾燥は、バリア機能を保つためのセラミドや天然保湿因子を減少させるため、バリア機能が弱まる原因となります。

夏場のオフィスなど、長時間空調の効いた室内にいる場合は、夏でも保湿をしっかりするなどの乾燥対策をおこなうとよいでしょう。

 

・紫外線

わずかな量でも紫外線を浴びつづけると、お肌には活性酸素が発生します。これにより肌表面の皮脂が酸化し、皮脂膜が守りきれなくなった角質層がダメージを受けてはがれやすくなり、肌に水分を与える役割のセラミドや細胞間脂質が水分とともに流出してしまい、どんどん肌が乾燥してしまうのです。

夏はもちろん、紫外線が少ないといわれる秋冬でも毎日日焼け止めを使用して紫外線対策をしてください。

 

・間違ったスキンケア

バリア機能は肌への強い物理的な刺激でもそこなわれます。

クレンジングや洗顔の際に、汚れを落とすために一生懸命に肌をこすってしまっている方はいませんか?

クレンジングや洗顔料は泡立てタイプのものを使ったり、適切な量を使って指がすべりやすく摩擦を減らすなど、肌にやさしいお手入れを丁寧におこなうことで、バリア機能を正常に保つことができます。

 

・ビタミンB群の不足

バランスの良い食生活はターンオーバーを整えバリア機能を保持するために大切ですが、特にビタミン類は肌への影響が大きく、中でもビタミンB群は肌のターンオーバーサイクルを正常に保つ働きがあります。

実はビタミンB群はエネルギーを作り出す糖やタンパク質、脂質の代謝にも関係しているため、寒い時期にはビタミンB群の消費が増える傾向にあります。ビタミンB群を多く含む豚肉やレバー、そして冬に旬を迎えるブリやタラなどを積極的に採りましょう。

 

乾燥肌対策

お肌の乾燥は、さまざまな原因によるバリア機能の低下によって起こることがお分かりいただけたかと思います。

乾燥肌を改善し、防ぐためには、まずは毎日の正しいスキンケアでお肌の状態をみずみずしく保つことが大切です。

  • 外側からのケア:丁寧なスキンケア

すでに乾燥してしまった肌は、天然保湿因子やセラミドが減少してしまっている状態です。毎日のスキンケアは低刺激で保湿力の高い、セラミドやヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿機能の高い成分が配合された化粧水や美容液で肌を保湿しましょう。たっぷり与えた水分が逃げないよう、乳液やクリームなどで潤いをしっかり閉じ込めることも忘れずに。

 

  • 内側からのケア:たっぷり水分補給

スキンケアで保湿するだけでなく、適切な水分補給をすることで体内の水分量もキープしましょう。

十分な水分摂取は血液の循環をうながし、新陳代謝も活発になりターンオーバーも正常になります。ポイントは喉がかわく前に水を飲むこと。喉がかわいた状態はすでに体内の水分が足りなくなっているというサインなため、すでにお肌からも水分が失われている状態でもあります。

なお、コーヒーやお茶などカフェインを含んだ飲み物は利尿作用があり、かえって体内から水分が出ていってしまいます。水や麦茶、ハーブティーなどカフェインレスの飲料がおすすめです。

 

  • 生活習慣

肌の健康を保つにはターンオーバーが正常に保たれることも大切です。

質の良い睡眠や、バランスのとれた食生活をおこなうことでバリア機能を整えましょう。

また必要な栄養を補給することも健康な肌作りには重要です。上記のビタミンB群意外にもタンパク質やビタミンA、Cなど美肌に欠かせない栄養素を積極的に摂りましょう。

 タンパク質 肉、魚、大豆製品など

 ビタミン類 人参や小松菜などの緑黄色野菜、キウイやいちごなどフルーツ

 

  • 生活環境

夏のエアコン利用時だけでなく、冬は空気全体の湿度の低さも気になります。

皮膚は湿度が50%以下になると乾燥しがちになります。加湿器などを使って湿度が60%程度になるよう調節すると、ウイルス対策にもなってよいですね。

ただし、部屋を加湿したからといって、肌自体に水分が浸透するわけではありません。湿度が高い環境だと肌がうるおっているように感じますが、それは一時的なこと。放っておくと逆に肌の乾燥を招いてしまいますので、水分補給やスキンケアでしっかりと肌の保湿状態を保つようにしましょう。

 

肌の乾燥はバリア機能の低下をうながし、バリア機能の低下が肌の乾燥をまねく…。実は乾燥肌とバリア機能の低下はお互いがお互いの原因になりうるのです。

逆をいえば、バリア機能が高まるとお肌もみずみずしくなり、肌の保湿がしっかりされていればバリア機能が正しくはたらき、ほかの肌トラブルの改善や予防につながります。

乾燥対策をしっかりこない、健康的なお肌をめざせるとよいですね。

 

肌の乾燥には様々な要因がありますが、スキンケアのための製品選びも大切です。ソセイバイオのスキンケアシリーズは、霊芝エキスによるすぐれた保湿機能があります。ぜひお試しください。

 

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